ウェアラブルスキャナー「ProGlove Mark3」でフォークリフト運用時のピッキング効率を15%改善

ウェアラブルスキャナー「ProGlove Mark3」でフォークリフト運用時のピッキング効率を15%改善

導入前の課題

高価な専用スキャナーと煩雑なケーブルが効率を阻害
大手家具メーカー様の倉庫では、フォークリフトを利用した大型家具のピッキングにおいて、棚や商品バーコードまでの距離が長く、以下の課題を抱えていました。


  • 高コストと非効率な運用: 倉庫では高価な超長距離専用のバーコードスキャナーをフォークリフトに装備していましたが、スキャナーを持ち上げて元に戻す一連の動作の累積が、ピッキング効率を大きく妨げていました。
  • ケーブルの煩雑さ: 商品サイズや棚の位置によってはフォークリフトから降りてスキャンする必要があり、その際のケーブルの取り回しが煩雑となり、現場から効率改善策が強く求められていました。

解決策・選定理由

既存店舗でのProGlove実績を基に、ウェアラブル型長距離スキャンを実現
倉庫部門からご相談があった背景には、お客様の店舗部門で、既に生活用品小物のピッキングにProGlove Mark Basicを導入し、従来のハンディターミナル運用と比較して約7%の効率化という実績があったためです。この成功と当社への信頼から、倉庫部門の課題解決についてご相談をいただきました。
倉庫での課題に対し、当社は、店舗での効率化を達成したウェアラブルのメリットと、倉庫で必要とされる長距離読み取り性能を両立する「ProGlove Mark3」をご提案しました。


  • 長距離読み取り: ProGlove Mark3は手の甲から6m先のバーコードを読める長距離型スキャナーを搭載。フォークリフトに座ったまま、棚バーコードや商品バーコードが読み取れる可能性が非常に高いと判断されました。

  • トライアルによる効果実証: 数ヶ月間のトライアルを行い、長距離でもハンズフリーでスキャンできる効果を実感いただき、導入が決定しました。

導入後の効果

作業効率15%改善とストレスフリーな運用を実現
ProGlove Mark3のウェアラブル形態は、倉庫現場に大きな変革をもたらしました。


  • 動作の徹底削減: 従来のスキャナーを持ち上げて元に戻す動作は一切不要となり、ピッキング時間の短縮に大きく貢献。
  • ストレスフリーな作業: フォークリフトから降りての作業時もケーブルを気にする必要がなくなり、作業者のストレスが大幅に軽減。そのまま両手で荷物を持ち上げる作業が可能になりました。

これらの複合的な効果により、現場作業は約15%もの効率改善につながっています。
また、故障の際にもProGlove Careに加入されているため、当社にて迅速な保守対応を行うことで、ダウンタイムを最小限に抑え、安定した運用をサポートしています。