ProGlove Blog

【ProGlove Blog】現在の自動化とロボティクスに満足している小売業経営者は半数

新たな調査で、小売業界における自動化に対するさまざまな反応が明らかになった

小売業の経営者を対象とした最近の調査では、小売業における自動化に対して慎重な楽観論が示された。回答者の大多数は、当初は人間と機械のコラボレーションを優先している。


ウェアラブル・テックのパイオニアであるProGloveが発表した新しい「Leadership Insights for Retail Warehouse Management(小売倉庫管理のためのリーダーシップの洞察)」レポートには、1,000人以上の小売管理専門家の洞察が含まれており、この分野における技術的進歩に対する微妙なアプローチが示されている。


調査結果によると、自動化技術の統合はリーダーの15.6%にとって依然として課題である一方、同様に大きな苦戦を強いられているのがモバイル・コマース・プラットフォームの統合(14.6%)である。

しかし、最大の課題は、分析を実行する際に、データの意味を理解し、パターンを認識することである。このことは、小売企業が全体を通して非効率性を明らかにするためのインサイトを抽出するのに苦労していることを示唆している。


現在の自動化の取り組みに非常に満足している回答者はわずか6.3%。44.2%はある程度満足していると回答している。

回答者のほぼ5人に1人(19.3%)が不満を示し、オートメーション分野における成長と最適化の余地が浮き彫りになった。

小売企業は技術関連の生産性向上を期待している

小売業界のリーダーたちは、自動化への投資が実を結ぶまでのスケジュールを保守的に予測している。

わずか11.5%が、今後2年以内に見返りがあると考えている。それ以上の36.5%は、2~5年以内にコストが利益を上回ると予測している。

これは、自動化を導入する際、すぐに利益を得るのではなく、慎重な長期的戦略をとることを示唆している。

26.6%は5~10年後を見据え、8.6%は10年以上先を見据えている。このデータは、小売企業が、期待される利益と投資の天秤のバランスをとるための戦略的忍耐を反映している。


小売企業は、生産性向上によるコスト削減に関して、様々な回答をしている。

生産性を向上させるための追加投資分野として最も人気が高かったのは、人的増強によるもので、4分の1以上(25.3%)が「人と機械のコラボレーション」を主要ターゲット分野として選択している。

ほぼ同数の回答者が、新しいソフトウェア(ERP、WMS、BI、MDMなど)の必要性を強調した。これに続いたのは、自動化とロボットで17%だった。


これらのソリューションの影響について尋ねたところ、小売企業の3分の1以上(35.4%)が、21~30%の生産性向上を予測していた。

同様に、30.6%が11~20%の向上を見込んでいる。

回答者全体の55.3%が、テクノロジー・ソリューションへの投資によって20%以上の利益を期待しており、テクノロジーへの投資は価値ある道であるというコンセンサスが得られているようだ。

小売倉庫における労働力の変化

ProGloveの報告書は、倉庫労働者数の変動についても調査している。

小売部門における労働者数の推移は、安定と変化の混在を示している。過去5年間、リーダーたちは、特定の層では労働力が増加し、他の層では安定した状態であるというパターンを示した。


特筆すべきは、小売業界のリーダーたちが、労働力の拡大と縮小を比較的同程度に予測していることである。

また、同じ割合のリーダー(15.3%)は、2025年には、人員レベルが最大10%減少または増加すると予測している。

このバランスは、従業員数を大幅に変えることなく、テクノロジーが利益成長をサポートする可能性があるという期待を示唆している。

回答者の33.9%は、従業員数は安定的に推移すると予測しており、これは、ビジネスの成功を促進するために、新しい自動化ソリューションとともに既存の人的資源を活用することへの自信を示唆している。


ProGloveのCEO Stefan Lampaは語る。

「自動化は小売業に複雑な状況をもたらします。自動化は効率化の可能性を秘めていますが、我々の調査では、人と機械のコラボレーションが重要な役割を担っていることを強調しています。小売企業は、テクノロジーを活用して、人間の労働力を代替するのではなく、力を与える相乗効果を求めています。」


「小売倉庫管理のためのリーダーシップ洞察」レポート全文を読むには、www.proglove.com/surveys/retail-survey-2024/ をご覧ください。




手の甲に装着する。それが『ProGloveスタイル』